全部で10か所の競馬場で行われる中央競馬ですが、その中でも夏の短い期間だけ開催するのが北海道シリーズです。
今回は北海道シリーズのひとつ札幌競馬場の特徴と攻略ポイントを説明します。この記事を読んで夏の北海道シリーズを攻略しましょう!
スピード競馬で逃げ先行有利な札幌競馬場!
典型的なローカル競馬場で平坦なコース形状はスピード重視になります。また毎年8月の短期間開催と天気が良いので、馬場状態は良馬場になることが殆どです。
札幌競馬場の概要と特徴
札幌競馬場の芝コースは1周1640.9mで小回りですが、福島・小倉・新潟(内)・函館などよりは長くなっています。
直線距離は266.1mで、函館競馬場に次ぐ短さとなっています。小回り競馬場なので、当然位置取りが難しい競馬場のひとつです。
開催時期(2018年)
- 1回 7月28日(土)~8月12日(日)
- 2回 8月18日(土)~9月2日(日)
住所 | 北海道札幌市中央区北16条西16-1-1 |
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札幌競馬場で行われている距離と攻略ポイント
札幌競馬場の芝レース1200mと1500mに関しては、基本的に内枠の逃げ先行馬が有利なデータとなっていますが、2歳戦の時に特に強い傾向が出ています。
古馬になると比較的逃げ・先行ほどではありませんが、差し馬も届くことが多くなるので、単純に逃げ・先行馬を狙うのは危険だと思います。
また、新馬や2歳馬の多くは逃げ・先行から考えるのが理想です。特に内枠の差し馬だと他馬にもまれて凡走に終わることもあります。
ダート戦は、1000mと1700mがありますが、1000mに関しては、逃げ・先行馬が完全に有利な展開になります。但し内枠と外枠だと外が有利なので注意が必要です。
ダート1700mは、最後の直線が短いので4コーナーまでに上位4~5番手にいることが条件です。基本的に逃げ・先行タイプの馬が有利なことに変わりはありません。
芝レース
- 1200m
- 1500m
- 1800m
- 2000m
- 2600m
ダートレース
- 1000m
- 1700m
- 2400m
障害レース
札幌競馬場に障害コースはありません。
札幌競馬場で観たいレースベスト3
夏のわずかな期間だけの開催なのでレース数は少なくなりますが、今回選んだ3レースは5レースある重賞のうち3レースを選択しました。
1位 札幌記念
札幌記念は、札幌競馬場で唯一のGII競走です。8月は他会場を見てもGII級のレースがないだけに札幌記念に注目が集まります。
GIIだけに出走馬の中には前走がGIという馬も少なくありません。他の出走馬も重賞レースで好走をした馬が多くなっています。
舞台は札幌芝2000mですが、直線が短いだけでなくコーナーも厳しいのでできるだけ前で競馬を行うことが理想だと思います。
2位 キーンランドカップ
キーンランドカップは、芝1200mで争われるスピードのある逃げ・先行馬が中心のレースになります。
サマースプリントシリーズの第5戦に選ばれているのでここを目標にしている馬も少なくありません。レース的には、4歳と5歳の牝馬の活躍が目立つレースです。
3位 エルムステークス
エルムステークスは、札幌競馬場ダート1700mで行われるGIIIレースです。基本的に逃げ・先行馬が圧倒的に有利なコースになっています。
中央競馬では、芝のレースと比較してダートはあまり脚光を浴びませんが、このレースには比較的実力馬がそろいます。
人気馬が順当に好走をするケースが多いレースですが、3着に入る馬は比較的人気薄の馬も入着しているので、複勝や3連馬券を考えている人は注目です。
今回は、札幌競馬場の説明と攻略ポイントを簡単に説明しました。札幌競馬場の開催は短い期間ですが、東西の主力騎手が集まるので駆け引きは見所のひとつです。
また、一口馬主やPOGなどをおこなっている競馬ファンには、新馬戦も楽しみのひとつになると思います。