函館競馬場の特徴と攻略ポイント

札幌競馬場と並び中央競馬でおこなわれる北海道シリーズで使用されている函館競馬場はJRA全10会場で最も直線が短い競馬場です。

今回は、ローカル競馬場の中でも個性豊かな函館競馬場を紹介します。この記事を読めば函館競馬場の難しさが理解できると思います。

目次

イメージとは異なる過酷な競馬場!

イメージ的に札幌競馬場と同じように考えている人が多い函館競馬場ですが、高低差は中山競馬場と京都競馬場に次いで3番目のハードな競馬場になります。

函館競馬場の概要と特徴

函館競馬場は高低差が3.5mと全10会場で3番目となっていますし、直線が短いので騎手の腕が試されます。

また開幕当初の芝は良い状態なので比較的逃げ・先行馬に勝ち目がありますが、開催が進むにつれて馬場が重たくなると力のある差し馬に有利な展開になります。

開催時期(2018年)

  • 1回 6月16日(土)~7月1日(日)
  • 2回 7月7日(土)~7月22日(日)
住所北海道函館市駒場町12-2

函館競馬場で行われている距離と攻略ポイント

函館競馬場の攻略で覚えて起きたいことは、開幕前半の芝コースは主に逃げ・先行タイプから狙うのが理想ですが、後半になり馬場状態が悪くなると差し馬が有利になります。

特に芝1200m戦では、序盤は殆ど逃げ・先行タイプの馬が連に絡む傾向がありますが、重馬場になってくると一変して外からの差し馬が有利になるようです。

ダート戦は、1700mが比較的わかりやすい傾向にあります。脚質的に逃げ・先行タイプの馬が圧倒的に有利になっています。

芝レース

  • 1000m
  • 1200m
  • 1800m
  • 2000m
  • 2600m

ダートレース

  • 1000m
  • 1700m
  • 2400m

障害レース

函館競馬場に障害コースはありません。

函館競馬場で観たいレースベスト3

函館競馬場でおこなわれる重賞は3レースのみとなっています。他の条件も考えましたが、函館スプリントと函館2歳ステークスを比較という意味で選択しました。

同じ距離を3歳以上の馬と2歳馬の走り方の違いなどを見て欲しいと思います。1位はやはりこの競馬場の代表レースでもある函館記念になります。

1位 函館記念

函館記念が行われる芝2000m戦は、スタートしてから直線が長目に設定されているので、最初のコーナーの位置取り争いが激しくなります。

自然にハイペースになるので、比較的差し馬にチャンスがある競馬になります。また、函館記念は人気面で見ると1番人気馬が過去9年間で1回も勝っていません。

2着も2回しかありませんので、1番人気は低く評価しても良いかもしれません。勝利を収めた馬は、全て単勝オッスが、4.0倍~9.9倍というのも面白い現象です。

2位 函館スプリント

サマースプリントシリーズの開幕戦となる函館スプリントです。基本的に人気上位馬が実力通りに結果を残す傾向があるレースになります。

但し開催時期が変更になってからは、人気薄の馬が上位に入るようになってきたようです。
基本的には逃げ・先行タイプを狙うのが基本のコースになります。

面白いデータのひとつとして、過去3走でGIかGIIを出走した馬の成績は良好なのですが、GIIIに出走した馬は全43頭中3着が3回あるだけです。

3位 函館2歳ステークス

函館2歳ステークスは、新馬戦からまだ間もない2歳馬にとって初の重賞レースです。同じ芝1200mですが、函館スプリントとは全く違う競馬になります。

このレースに関しては、予想をして馬券を買うというよりも当年の初重賞をどの馬が勝つのかという所に注目をしたいと思います。

ただ、過去10年間で前走の出走頭数が、9頭以下のレースだった馬は1勝のみとなっています。10頭以上で他馬と争っている経験が差となっているのかもしれません。

まとめ

今回は、函館競馬場の特徴と攻略ポイントを説明しました。一見、平坦でいかにもローカル競馬場のように見えますが、実際は難解なコースになります。

函館競馬場の芝の短距離とダートは基本的に逃げ・先行馬が有利です。但し芝の状態が悪くなってくる開催後半は、差し馬が台頭してきます。

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