競馬は、的中することばかりに執着をすると、回収率が悪くなってしまう傾向があります。
一方で、回収率ばかりを求めていると、的中率が低くなってしまうので、資金配分が難しくなります。
今回は、馬券購入時の資金配分について説明をしていきたいと思います。
資金配分を上手く行えば、今までマイナス収支だった人もプラスにできるかもしれません。
競馬資金が一定額での資金配分について
一般的に、毎月の競馬用資金が、用意できるという人も多いと思います。
中には、競馬専用のお小遣いを準備している人もいるのではないでしょうか?
しかし、ここでは競馬用の資金が補充されないという考え方で、資金配分について考えていきたいと思います。
絶対に資金をゼロにできない状況での競馬は、プレッシャーとの戦いになります。
1レースごとの資金配分の考え方
1レースごとの資金配分にも様々な考え方があります。
今回は代表的な馬券の買い方をいくつか紹介したいと思います。
馬連の資金配分方法
- どの馬券が的中しても、ほぼ同等の収支になる資金配分。
- 本命馬と対抗馬の1点買いをして、その他に2点ほど購入する方法。
馬連で軸馬1番から2番・3番・4番の3点買いをする時に、オッズを見て資金配分をする必要があります。
まずは、1-2・1-3・1-4のそれぞれのオッズを確認します。
オッズを確認したら、どの馬券が的中しても同等の回収率になるように資金を配分していくことになります。
本命以外の馬券は、購入した資金分を補うように買いますので、本命馬が的中すればプラス収支になります。
複数の買い方を組み合わせた資金配分方法
「単勝・複勝」「馬連・ワイド」「単勝・ワイド」などの複数の組み合わせをした馬券を購入する資金配分の考え方を説明していきます。
これらの買い方を「本命馬券と保険馬券」などとも言います。
単勝と複勝の場合で考えると、単勝3.0倍で複勝が1.2倍なら、比率は1:9ということになります。
10,000円の資金なら単勝に1,000円と複勝に9,000円です。具体的な結果を考えると以下のようになります。
対象馬が1着の場合:単勝と複勝が的中となります。
単勝 1,000円×3.0倍=3,000円
複勝 9,000円×1.2倍=10,800円
合計 10,800円+3,000円-10,000円=3,800円
収支 +3,800円
対象馬が2着か3着の場合:複勝が的中となります。
複勝 9,000円×1.2倍=10,800円
合計 10,800円-10,000円=800円
収支 +800円
確かに単勝1点ならば、20,000円のプラスになりますが、リスクは高くなります。
長期的に考えた時には、このような馬券の買い方もおすすめです。
1レースに使うのは総資金の1%~3%
総資金がいくらかにもよりますが、基本的に補充をしないことを前提で決めるのであれば、競馬初心者は1レースあたりの掛け金は、総資金の1%~3%が限界だと思います。
これ以上の金額にするとメンタル的に負けてしまい、余計な馬券を買ってしまう危険性があります。
楽しみながら、できるだけリスクを回避するのもひとつの考え方です。
競馬を楽しみたくて、毎月特定の額を補充できる人は、全く別の考え方になります。
今回の例は、あくまでも資金を補充できない状態の人向けに考えている資金配分です。
追い上げ式は確実に儲かる買い方なのか?
競馬必勝法などと言いながら、負けたら2.0倍以上の馬券に倍額を賭けるという予想?方法が昔ありました。
未だに追い上げ式を基本としている考え方もあるようです。
長く安定した競馬ライフを考えるのであれば、追い上げ式は絶対におすすめできません。
おそらく、連敗が重なると冷静な状態ではいられなくなることが予想されます。
連敗が重なっても冷静でいられるメンタルがある人であれば、単勝・複勝1点勝負で最初から大きな資金を賭けた方が、よっぽど効率が良くなります。
まとめ
今回は、競馬を長く効率良く楽しむために重要な資金配分の考え方について説明しました。
資金配分にもいろいろな考え方がありますが、自分の予想スタイルに合ったものを選択しましょう。
少ない額でもプラス収支にできることが自信につながります。
自分の予想スタイルが正しいことがわかれば、競馬がさらに楽しくなると思います。