競輪の予想をするときにも展開を予想する方法はあります。但し競馬とは異なり、ラインを読むことが競輪の展開を読むことになります。
今回は、競輪の展開について説明をします。この記事を読めば、競輪の展開予想の基本を理解することができます。
競輪の展開は「ライン」を読むことがポイント!
競輪の展開を読むときには、どのようなラインになるかを予想することが重要になります。競輪初心者の人にとっては、「ライン」の意味がわからないと思います。
ここでは、ラインの意味や展開の考え方を簡単に説明します。いきなり難しいことを説明するよりも基本を知ることが最も重要です。
競輪の展開を予想するのに必須の「ライン」とは何か?
そもそも「ライン」という言葉が、競輪初心者の多くが理解できない言葉だと思います。ラインというのは、個々の選手がお互いにレースを進めやすくするために組むチームです。
ラインの作り方や決め方は別の機会に説明します。
とにかくこの「チーム」をつくることで、多くの利点がお互いに得られるということを理解しておきましょう。
何故、ラインを組むのか?
ラインを組む理由は、選手個々の最大限の力を出すためと説明しましたが、具体的な理由は様々な理由があります。
例えば3人でラインを組むと縦に3人が並ぶようになります。9人だとこのラインが3組あることになるのは解ると思います。
自転車はツーリングやロードレースなどでも同様になりますが一番先頭で走るのは風の抵抗をまともに受けます。当然ラインの後方にいる人は、抵抗が少なくなります。
並び方の基本はラインの決め方は別の機会に説明しますが、それぞれのラインの位置取りがその後のレース展開を大きく影響することになります。
スタートから前半戦の展開を読む!
競馬や競艇などは、スタートと同時に飛び出すようにスタートをしますが、競輪はできるだけゆっくりと進みながら自分の位置取りやラインを考えます。
競輪用の自転車にはブレーキがありませんから前に進んだら止まって待つようなことはできません。
いくつかのラインが作られると最も前に走る人が圧倒的に不利になりそうですが、競輪には一定周回数を先頭誘導員が存在するので、先頭の人もある程度抵抗を抑えられます。
「どこのラインに入るのか?」「ライン自体はどの位置取りになるのか?」この2点が、競輪の序盤の展開を決める駆け引きになります。
序盤~中盤はゆっくりと走っているように見える自転車の速度は?
ちなみに序盤はゆったりとしたスピードで走っているように見えますが、時速30km~40kmのスピードで走っています。
時速30km以上の中で自分だけでなく他の選手の位置取りも気にしなければならないので、かなり高度な技術と集中力が必要になります。
序盤の位置取りからはじまり、中盤の駆け引きも見所のひとつです。ラインの先頭だけでなく他の人も様々な駆け引きをしながら中盤戦を戦います。
残り2周からが本格的な勝負の始まり!
残り2周になると赤い板で「2」と書かれた板が出されて終盤戦に入ります。これまでは、縦に長い1直線でラインをつくっていましたが、徐々に仕掛けを始めます。
大抵は、後方のラインを率いている先行の選手が後ろの人と一緒にあがってきます。当然前にいるラインはあがってくるラインの進行を阻止するように走ります。
この残り2周からの位置取りがとても重要です。残り1周半になると「ジャン」と呼ばれる鐘が鳴り、先頭誘導員が隊列から外れます。
残りは、個々の争いになるので接触などの事故も起きやすい状態ですが、その迫力は、オススメできるスピード感になります。
今回は、競輪の展開の基本を説明しました。一言で展開を読むといっても簡単にできることではありません。
競輪の場合は、前半の駆け引きの段階でつくる「ライン」の作り方と位置取りで大方の展開予想ができるようになります。
つまり競輪の展開を読むということは、「ライン」の作り方や特徴をもっと理解していかないと簡単に車券的中とは行かないので「ライン」の特徴を覚えるようにしましょう。