競輪のレースの格付けとレース名について

競輪のレースにも他の公営ギャンブル同様にレースには格付けがあります。グレードの高いレースほど、成績の良い選手が出場します。

今回は競輪のレースの格付けの説明と主要レースを紹介します。この記事を読んで主要レースのレース名や内容を覚えておきましょう。

目次

競輪のレースには格付けがある!選ばれた選手だけの戦いGP!

競輪は年間を通じて開催されていますが、毎年年末に行なわれる「KEIRINグランプリ」の出場を目指して各選手ががんばっています。

ここでは、競輪で行なわれているレースをクラスごとに説明をしていきます。また、各グレードの主要なレースも掲載しておきます。

競輪で行なわれるレースの格付けは全部で6種類!

競輪のレースには、それぞれ格付け(クラス)された名称がつけられています。上位クラスからGP・GI・GII・GIII・FI・FIIの6種類の格付けがあります。

この中でもGP・GI・GII・GIIIのように頭に「G」のついているレースはグレードレースと言い、レースの中でも特別扱いになっています。

出場選手はわずか9名の最高峰レース!GP

競輪レースの最高峰レースが「GP」です。正式にはKEIRINグランプリという名称のレースで毎年年末に行なわれるチャンピオン決定戦のような位置づけです。

出場できる選手はその年に良い成績だったS級選手の中から9人のみとなっています。出場資格もレースの実績だけでなく、失格の回数なども含まれる厳しいレースです。

以前の会場は、南関東の立川競輪場・平塚競輪場・京王閣競輪場が持ち回りになっていましたが、2014年の岸和田競輪場・2018年静岡競輪場と初の開催を行なっている競輪所も登場しています。

年間に1度しかないレースだけに多くの競輪ファンが会場に押し寄せるので大きな競輪場であることが基本となっています。

GPに最も近いクラスのGI

GIレースはS級所属の上位選手のみが出走できるレースで年間6レースしかありません。
このクラスのレースで優勝することがGPレースの出場に近づくことになります。

GIレースは年間6レース行なわれます。

5月日本選手権競輪(6日制)
6月高松宮記念杯競輪(4日制)
8月オールスター競輪(5日制)
10月寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(4日制)
11月朝日新聞社杯 競輪祭(4日制)
2月読売新聞社杯 全日本選抜競輪(4日制)

選ばれた選手のみが出場できるGII

GIIはGIの次に格付けされるレースで、GIレースと同様で出走には条件があります。
選考基準で選ばれた選手が出場できます。

GIIレースは年間で4レース開催されています。

7月サマーナイトフェスティバル (3日制ナイター)
9月共同通信社杯 (4日制)
12月ヤンググランプリ(1レースのみ)
3月ウィナーズカップ (4日制)

各競輪場1回開催のS級選手の戦いGIII

全てのS級選手が出場できる格付けのレースで、各競輪場が年に1回だけ4日間開催で行なわれます。1ヶ月に2回~4回ある格付けのレースです。

S級選手にとっては主戦場ともいえる格付けのレースで、ここでの実績が上位クラスのレースへの出場へ影響してきます。

唯一S級選手とA級選手が共に参加する同一グレードFI

S級選手とA級1班と2班の選手が出場できるグレードです。3日開催と4日開催がありますが、S級選手とA級選手が同じレースで競うことはありません。

基本的に全半レースをA級選手のトーナメントで午後がS級選手のトーナメントとなっています。初日に予選が行なわれて最終日にA級とS級それぞれの決勝が行なわれます。

年間最も多くの開催があるFII

FIIは、各地のA級選手のみで行なわれる限定レースになります。1開催3日開催で行なわれる格付けのレースで年間開催が最も多くあるレースです。

ここまで読んでお気づきの方も多いと思いますが、競輪では男女は全く別の競技となっています。話題のガールズ競輪は別の日程で開催されています。

まとめ

競輪は開催日程が、少々複雑になっていますが、ガールズ競輪も含めると12月31日を除いて毎日どこかで開催されています。

競輪ファンにとってはうれしいことですが、選手にとっては大変な日程になります。言い方を変えれば、競輪ファンにとっては毎日レースを楽しめるということです。

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