中央競馬の10会場で東京競馬場・中山競馬場・京都競馬場・阪神競馬場が中心になっていますが、最もコース攻略が極端な会場が阪神競馬場になります。
今回は阪神競馬場の特徴やコース攻略のポイントを説明します。この記事を読んで阪神競馬場を攻略していきましょう。
阪神競馬場は、オーソドックスな予想を使える競馬場!
阪神競馬場は、関東の東京競馬場と中山競馬場と同じように関西で京都競馬場と交替制で開催しています。コース形態は、ゴール前の急な坂と4コーナーがポイントの場所です。
阪神競馬場というと「宝塚記念」「阪神大賞典」などで数多くの名勝負を記録しています。実力馬同士の最後の直線での壮絶なたたき合いをイメージする人も多いと思います。
阪神競馬場で安定した予想結果を残すにはまず、重賞の名勝負を別物として考えることです。他の競馬場にも言えますが、重賞と下級条件では違った顔を持つコースが多くあります。
阪神競馬場の概要と特徴
阪神競馬場は、他の主要競馬場に比べると個性的な場所が少ない競馬場に思われています。実際は、ゴール前の坂と最終コーナーの入り方が難しいので、騎手の腕の見せ所です。
阪神競馬場で勝つ馬の特徴は、鋭い瞬発力のある末脚よりも、先行力と持久力のある末脚を持っている方が有利な展開になります。
一見地味に感じるかもしれませんが、コース終盤の急な坂は多くの馬を失速させる場所になっています。
住所
兵庫県宝塚市駒の町1-1
開催時期(2018年)
1回 | 2月24日(土)~3月18日(日) |
---|---|
2回 | 3月24日(土)~4月15日(日) |
3回 | 6月2日(土)~6月24日(日) |
4回 | 9月8日(土)~9月30日(日) |
5回 | 12月1日(土)~12月28日(日) |
※1回・2回は連続開催となっています。
阪神競馬場で行われている距離と攻略ポイント
阪神競馬場で最初に覚えておく攻略のポイントは、GIレースと下級条件のレースは別物として予想する必要があるということです。特に後方から追込は、GI独特の展開になります。
多くのレースが、最終コーナーを好位で通過した馬が1着になっています。好位といっても先頭で逃げきれるケースは少ないので持久力も求められます。
芝コースは、「先行」「差し」タイプで最終コーナー時は、好位につけることが理想です。ダートコースは全体的に「先行力」が重要になりますが、逃げよりも先行タイプが好走します。
芝レース
- 1200m
- 1400m
- 1600m
- 1800m
- 2000m
- 2200m
- 2400m
- 2600m
- 3000m
ダートレース
- 1200m
- 1400m
- 1800m
- 2000m
障害レース
- 2970m(ダ)
- 3110m(ダ)
- 3140m(芝)
- 3900m(芝)
阪神競馬場で観たいレースベスト3
本来であれば、阪神競馬場で1位は宝塚記念とするのが妥当なのでしょうが、過去の名勝負という意味では阪神大賞典はオススメのレースだと思います。
中央競馬も以前はステイヤーと呼ばれる長距離馬が多く存在していましたが、徐々にクラシックやマイラーといったスピード重視の競争馬が目立つようになっています。
阪神3000mは、天皇賞・春にもつながりますし、過去に名馬と呼ばれる馬同士の対戦が多くあります。
2位と3位は順当に宝塚記念と桜花賞にしました。宝塚記念の位置づけは、年末の有馬記念と同格だと思うのですが、時期的に有馬記念ほど盛り上がりません。
桜花賞は、牝馬三冠の最初のレースで好レースが多くあるので、是非見てもらいたいレースのひとつです。
1位 阪神大賞典
阪神大賞典は、数少ない中央競馬の長距離レースの中でも最も天皇賞・春に直結する重要なレースです。多くの馬がこのレースをステップに天皇書・春に向かいます。
実際に阪神大賞典で好成績を収めた馬は天皇賞・春でも好走をすることが多くなっています。長距離レースならではの面白さが理解できると思います。
2位 宝塚記念
宝塚記念は、阪神競馬場芝2200mで行なわれています。春のグランプリレースとして年末の有馬記念同様に人気投票によって出走馬が決まります。
レース自体は良いレースになりますが、堅いレースというよりは、荒れるレースになる印象が強くなっています。
3位 桜花賞
牝馬三冠と言えば、「桜花賞・オークス・秋華賞」ですが、その中の最初に行なわれるレースが桜花賞になります。
人気上位馬が勝ったと思うと翌年は、人気薄馬が優勝することも少なくありません。
予想は難しいですが、基本的に実績馬が強い傾向があります。
阪神競馬場は、独特のコース設定になっていますが、あまり認識されていない部分も多いようです。コースを知ることは、攻略で最も重要なことになります。
馬券的な攻略のポイントは、距離が短い場合は積極的に逃げ・先行タイプの馬を狙ってみるのも面白いと思います。