関東を代表する競馬場が東京競馬場と中山競馬場なら関西を代表する競馬場は京都競馬場と阪神競馬場になります。
今回は、京都競馬場の特徴とコースの攻略ポイントを説明します。この記事を読んで京都競馬場攻略の基本をマスターしましょう。
京都競馬場は数々の名勝負が生まれた難解コース!
京都競馬場は、「淀の○m」と言われることもある名物レースが多い競馬場です。3歳三冠を決める「菊花賞」や古馬の長距離戦「天皇賞・春」など人気レースが多くなっています。
コースの形状や芝の状態など馬にとっても騎手にとっても難解なコースです。他の競馬場以上にレースごとに見方を変える必要があります。
京都競馬場の概要と特徴
京都競馬場の最大の特徴は、第3コーナーの厳しいアップダウンです。ここの部分で入り方に失敗をしてしまうと直線で伸びずに終わってしまいます。
開催時期(2018年)
1回 | 1月6日(土)~1月21日(日) |
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2回 | 1月27日(土)~2月18日(日) |
3回 | 4月21日(土)~5月27日(日) |
4回 | 10月6日(土)~10月28日(日) |
5回 | 11月3日(土)~11月25日(日) |
1回~2回と4回~5回は連続開催になっています。
住所
京都府京都市伏見区葭島渡場島町32
京都競馬場で行われている距離と攻略ポイント
京都競馬場で気をつけたいのは、芝の内回りと外回りの攻略方法です。一般的に考えると直線距離の短い内回りは逃げ・先行馬が有利だと予想します。
当然外回りは直線距離が長いのだから差し・追込馬が有利だと考えたくなります。京都競馬場は、この考え方は通用しないので注意が必要です。
内回りの差しと外回りの逃げが意外に多いので覚えておいて損はありません。ダートコースも特徴がはっきりとしています。
未勝利戦だと逃げ先行馬が有利になりますが、古馬のオープンクラスになると差し追込が決まることが多くなります。但し馬場が重いときは逃げ馬が圧倒的に有利になります。
芝レース
- 1200m
- 1400m
- 1600m
- 1800m
- 2000m
- 2200m
- 2400m
- 3000m
- 3200m
ダートレース
- 1200m
- 1400m
- 1800m
- 1900m
障害レース
- 2910mダート
- 3170m芝
- 3170mダート
- 3930m芝
京都競馬場で観たいレースベスト3
京都競馬場と言えば、やはり天皇賞・春は外せないレースだと思います。東京競馬場で行われる天皇賞・秋がスピード勝負なら春の天皇賞は騎手の駆け引きが見所です。
2位と3位は順当に菊花賞とマイルチャンピオンシップを選択しました。菊花賞で好成績を残した馬の多くは翌年の天皇書・春が目標レースとなります。
1位 天皇賞・春
中央競馬のGIの中で最も距離の長いレースです。古馬の長距離路線の春は、このレースを目標に仕上げてきます。実績のある実力馬がそろうので例年盛り上がります。
以前は堅い決着のイメージがあった天皇賞ですが、ここ10年は1番人気の不振が目立っています。理由は定かではありませんが、2番人気が最も勝利を収めています。
京都芝3200mは1年で天皇賞・春にだけ使用されるコースです。それだけでも貴重なレースだけに是非観て欲しいと思います。
2位 菊花賞
競馬には、皐月賞はスピードのある馬が勝ち、ダービーは運の良い馬が勝つ。菊花賞は本当に強い馬が勝つという言葉があります。
ダービーに関しては、当時は今よりも出走頭数が多かったので運の要素を言われますが、現在は異なります。皐月賞と菊花賞に関しては、現在も言葉通りの見方で良いと思います。
菊花賞と万葉Sで使用される芝3000mですが、攻略ポイントは異なります。実力伯仲の状態であれば、内枠が有利だと言われています。
3位 マイルチャンピオンシップ
秋のマイル王を決定するマイルチャンピオンシップは、京都芝1600mで行われますが、展開が読みにくいレースのひとつです。
ポイントは3コーナーの坂ですが、良い位置取りを考えて全体的に速いペースになれば、差し・追込馬の出番ですが、お互いに警戒してスローになると逃げきることもあります。
基本的に最終コーナーで5番手以内につけた馬が有利になる傾向があります。また、脚質に関係なく内枠の馬は抑えておくことをオススメします。
今回は京都競馬場の特徴と攻略ポイントを説明しました。京都競馬場の最大のポイントは、芝コースの3コーナーの坂です。
距離にもよりますが、仕掛けどころも難しいだけに騎手の実力差が出る競馬場でもあります。通常の予想以上に騎手の存在を意識する必要があります。