競馬新聞には出走馬の過去の成績が馬柱に記載されていますが、競馬初心者にとっては意味もわかりませんし、どこから見て良いのか謎の文字の羅列です。
今回は、競馬新聞に掲載されている過去の成績の欄について説明をします。この記事を読めば競馬新聞は予想の印だけではないということが理解できます。
競馬新聞の情報利用は馬券的中への近道!
競馬予想のベテランの中には、「競馬新聞を見ない」という人も少なくありません。確かにネット環境も整っているので情報を得ることは充分可能だと思います。
ここでは、競馬新聞に掲載されている過去の成績欄の使い方を説明します。数字の意味も簡単に説明していますので、難しく考えずに読んでみましょう。
競馬新聞の成績欄の記載内容
競馬新聞が手元にあればわかりやすいと思いますが、上手く伝わるように説明をしていきたいと思います。
例として前走り日本ダービーで2着になった馬の例を見てみましょう。一応データは2018年のダービー2着馬エポカドーロの成績を使用します。
2東5.27
開催競馬場と日付になります。この場合は、第2回東京競馬場で5月27日に行われたレースだということがわかります。
⑫ダービー2
開催何日目とレース名が記載されていて、大きな数字が前走の着順になります。この場合は、12日目良馬場・ダービー・2着という見方をします。
GIA43.6
レースの格付けと調教タイムになります。500万条件戦であれば、GIの部分が、500万となっているはずです。
二四2.23.7
レースの距離と走破タイムになります。この場合は、芝2400mを2分23秒7でゴールをしたということになります。
57戸崎4人
左側から「負担斤量」「騎手名」「人気」の順に記載されています。この場合は、斤量が57kgで戸崎騎手が鞍上の4番人気だったということになります。
18ト12ワク 490
左側から「出走頭数」「枠順」「馬体重」の順に記載されています。この場合は、18頭立て12枠で馬体重が490kgとなります。
S⑯34.7
レース展開の記録と上がり3ハロン(600m)のタイムになります。この場合は、スローペースで逃げた馬が16着になっていることを意味します。
展開は「S」は、スローペース・「M」はミドルペース・「H」はハイペースとなります。このレースでエポカドーロは上がり3ハロンを34.7秒だったことがわかります。
□□□01
□の中の数字は、エポカドーロの各コーナーでの順位で、□の数は距離数によって変わります。となりの「01」は1着馬からの着順になります。
4休ワグネリオン
エポカドーロはダービー出走後に4ヶ月間の休養に入ったという意味です。ワグネリオンは、ダービーの勝ち馬ということになります。
競馬初心者はここを見よう!成績欄で注目をする場所!
成績欄に書いてあることは大体わかったと思います。競馬初心者に始めから全てみた方が良いとは言いません。
確実にみておきたい部分は、「順位」「走破タイム」「着差」「騎手」「上がり3ハロン」「展開」など様々なデータがあります。
自分の予想をつくる上で必要なデータは抑えておきましょう。このデータをどのように利用するかで予想精度も大きく変わってきます。
競馬新聞の成績欄からわかるレースの予想方法とポイント!
本来は自分で経験を重ねてオリジナルの競馬予想をつくるべきですが、少しだけヒントとなるポイントを説明しておきます。
どうしても着順に目がいってしまうと思いますが、できるだけ着差を観るようにしましょう。同じ2着でも1着馬との差をみれば違いがわかるようになります。
該当馬の脚質と展開も確実に観ておく必要があります。スローペースやハイペースの時のレース対応などを知るポイントに利用します。
他にも競馬予想に使えるデータは数多く存在しますが、いずれまた説明できる時があれば紹介したいと思います。
競馬新聞の情報を手に入れたら次に行うことは、実際にそのレースを観ることです。レースによっては観られないこともありますが、レースをみて勉強をするのが一番になります。
特に展開や着差などは実際にレースを観ると納得できることも多くなります。レースを観るときにはできれだけ目標を1頭に絞るのがオススメです。