競馬は、馬券を購入して的中すると配当金を受け取れますが、この配当金額はどのように決められているのでしょうか?
今回は、中央競馬のオッズの仕組みに注目をしてみました。
この記事を読めば、オッズの仕組みと人気や配当金の関係が理解できるようになります。
中央競馬のオッズの仕組みとは?
配当金に関連する「オッズ」の仕組みを説明していきますが、同時に中央競馬の配当金の算出方法も紹介します。
オッズって何?
オッズは、英語で「odds」と表記する言葉で日本語訳では「掛け率」になります。
競馬用語的な意味として簡単に説明をすると「倍率」という言葉が最も適していると思います。
馬券が的中した時の倍率のことになるので、100円分の単勝1点で3.0倍を的中した場合は、100×3.0=300円となります。
オッズは、馬券の種類と同じだけありますが、中央競馬(JRA)のWIN5は複雑すぎるのでリアルタイムでのオッズ発表は行っていません。
その他の「単勝」「複勝」などの残り全てのオッズはリアルに発表されていますので、発売締め切りまで最終オッズは変動します。
オッズ仕組みと配当金の関係
オッズの仕組みは、1枚も馬券が売れていない状態であれば「0.0倍」となります。
1頭に集中した時に「1.0倍」になれば、単純ですが実際は異なる算出方法になります。
オッズの計算方法
(総販売額-控除)÷(馬券の販売額)
(総販売額-控除)の部分を払い戻し率と呼び(馬券の販売額)を一般的に支持率と言います。
この計算式だと1頭に人気が集まると1.0倍よりも少ないオッズになります。
控除というのは、簡単に言えばJRA(中央競馬の取り分)のことで、各馬券種によって異なる控除率が設定されています。
払戻率80%の馬券種 | 単勝・複勝 |
---|---|
払戻率77.5%の馬券種 | 枠連・馬連・ワイド |
払戻率75%の馬券種 | 馬単・3連複 |
払戻率72.5%の馬券種 | 3連単 |
払戻率70%の馬券種 | WIN5 |
具体的な例を計算してみます。例えば、単勝馬券の売上総額が10,000円の時には、払戻率が80%と言うことになります。
払戻率が80%ということは、控除は20%なので2,000円ということになります。残った8,000円を的中した票数で分配するのが配当金です。
このような仕組みなっているので、JRAは万馬券ばかり出ても破産をすることはありませんので、安心して高配当を的中させ下さい。
特殊な例として、1.0倍よりも少ないオッズになった場合は、元返しといって1.0倍扱いですし、1枚も売れなかった馬が勝った場合も「特払い」というルールが定められています。
オッズと人気の関係
オッズは、低い時ほど人気のある馬ということになります。
例えば、単勝人気が
A馬 | 2.5倍 |
---|---|
B馬 | 5.0倍 |
だとすると、A馬の方が人気ありオッズが低いと言います。
人気のある馬は支持率が高くなるので、当然オッズは低くなると同時に人気は上位になります。
一方で、支持率低い馬は、人気は下位でオッズが高くなります。
文字にするとややこしいかもしれませんが、1番人気は倍率が最も低いのは当然と言えば当然のことなので、あまり難しく考える必要はありません。
まとめ
今回はオッズに注目をしました。馬連やワイドなどを好む人はオッズをとても気にすることになります。
複数点の馬券を買うとオッズ次第で的中してもマイナスの「トリガミ」状態になることも考えられます。
オッズの細かい計算方法を理解していなくても馬券は買えますが、知っていると少しだけ競馬の経験値が上がったように感じると思います。