競馬予想をするために競馬新聞がありますが、見方がわからないと言う初心者の方も多いと思います。
このページでは、競馬新聞の読み方や見方を初心者の方向けにざっくりと説明していきます。
本来は、丁寧に説明したいところですが、今回は初心者向けに基本部分を抜粋しました。
競馬新聞の全体的な内容を把握することで、自分の予想スタイルを作るきっかけになるので、覚えておいて損はないでしょう。
枠番と馬番
ほとんどの競馬新聞の最上部に表記されているのが、枠番と馬番になります。
枠番は1枠~8枠まであり馬番は出走頭数分で現在は最大18頭となっています。
枠番は1枠から8枠までを8色で色分けしています。
1枠 | 白 |
---|---|
2枠 | 黒 |
3枠 | 赤 |
4枠 | 青 |
5枠 | 黄 |
6枠 | 緑 |
7枠 | 橙 |
8枠 | 桃 |
馬番は以下のように決定します。
8頭出走のレース | 馬番1番が1枠に入り、順に馬番8番は、8枠に入ります。 |
---|---|
7頭以下のレース | 基本的に外の枠が削られるので、8枠の桃がなくなります。 |
9頭以上のレース | 馬番の1~8は順番に入り、9番は外側の枠である8番枠になります。 |
16頭が出走ならば、全ての枠に2頭ずつになりますし、18頭出走の場合は7枠と8枠に3頭ずつ入ることになります。
1枠 | 1・2 |
---|---|
2枠 | 3・4 |
3枠 | 5・6 |
4枠 | 7・8 |
5枠 | 9・10 |
6枠 | 11・12 |
7枠 | 13・14・15 |
8枠 | 16・17・18 |
馬名の枠に書いてある内容
馬名
出走する馬の名前です。
父、母、母父
出走馬の父親・母親・母親の父の名前で、血統を重視する競馬予想には必須の情報になります。
性別と馬齢
「牡」は男馬で「牝」は女馬です。
馬齢は馬の年齢ですが、誕生日に関わらず毎年1月に1歳年をとります。レースによって年齢や性別が出走条件になるレースもあります。
脚質
新馬や未勝利の時期には確実ではありませんが、古馬になると決まった脚質になってきます。脚質には、「逃げ」「先行」「差し」「追込」があります。
出走馬のそれぞれの脚質によって展開が異なります。また、競馬場や距離の違いだけでなく、芝・ダートでも大きくレース結果は変わるので重要な予想ファクターになります。
予想家の印
各予想家の予想欄です。印の種類は「◎」「○」「▲」「△」「☆」などがありますが、「☆」は使用していない競馬新聞もあります。
それぞれの印の意味に関しては、今回は省略をしますが、「◎」が最も1着になる確率が高い馬と予想をしている印です。一般的に「本命馬」と呼びます。
騎手の重量と相性
騎手の名前が書いてある欄の横に「替」なっている場合は、前走と違う騎手に乗り代わっているという意味です。
横にある「55」や「57」は負担重量といって背負う重量ですが、騎手の体重が負担重量に足りない分はおもりを背負うことで調整を行います。
騎手との相性は、「1234」などとなっていますが、左から1着回数・2着回数・3着回数・4着以下となっています。
厩舎・馬主
厩舎
普段馬が生活をしている場所で、調教師と厩舎の職員が馬の世話をしています。横にある「美」「栗」は所属場所を表す頭文字になります。
「美」は、美浦トレーニングセンターの略で、中央競馬の東日本所属馬の調教拠点となっています。
「栗」は、栗東トレーニングセンターの略で、中央競馬の西日本所属馬の調教拠点となっています。
馬主
馬の持ち主(オーナー)のことです。馬主には、芸能人や元スポーツ選手なども多く存在します。
馬主になるには一般人には難しい条件がありますが、一口馬主ならば一般人でもオーナー気分を味わえます。
持ち時計と成績
それぞれの距離の持ち時計が掲載されている欄で、「1400東良1.07.5」となっている場合は、「芝1400m・東京競馬場・馬場状態が良・タイムが1分7秒5」となります。
成績は、各距離の成績で新聞によって向きが異なりますが、基本的に上から1着・2着・3着・4着以下の回数になります。
過去の成績欄に書いてある内容
過去の成績欄はとても多くの情報が掲載されていますが、今回は大まかな内容を説明しておきます。
- 前走の競馬場とレース名
- 着順と距離
- タイム
- 騎手と負担重量・最終人気
- 出走頭数と枠順(馬番)
- 馬体重
- レース展開
- 上がり3ハロンタイム
- ハロンごとの順位
- 勝ち馬
これだけの情報が掲載されている部分で、競馬予想の中枢部分になります。
ここの部分は、少々複雑なのでこちらのページで詳しく説明しています。
まとめ
今回は、競馬新聞の読み方や見方の基本について説明しました。
実際には、競馬新聞の各欄には、とても多くのメッセージが含まれています。
もっと詳細を知りたいという方は、別ページで説明しているので、そちらを読んでいただければ嬉しいです。