全部で6種類?競艇の決まり手について

競馬や競輪に戦法や決まり手があるように競艇にも決まり手が存在します。決まり手とは、勝った選手の勝ち方のことを言います。

今回は、競艇の決まり手とその特徴を説明していきます。決まり手と選手やスタートなどの関連性なども合わせて覚えていきましょう。

目次

競艇の決まり手を覚えて選手やコースの特徴を知ろう!

競艇の決まり手は1着になった選手がどのような展開から1着になったのかを決める用語です。どのような勝ち方を決める場所は、スタートから最初のターンマークになります。

競艇の醍醐味はこのターンマークをいかに素早くまわるかという部分になります。当然一番内側を先頭で素早くまわるのが理想です。

ターンの仕方が同じでも「ターンしたコース」と「他の選手との位置関係」で使用される決まり手も変わってきます。ここでは決まり手の種類や特徴を説明します。

競艇の決まり手は全部で6種類!決まり手の名称と特徴!

競艇の決まり手には、大きく分類して6種類の決まり手が存在します。見た目は同じでも決まり手には様々な種類があるので、覚えておくとより競艇が楽しめます。

逃げ

1コースを通る選手が、自身より外側の選手に抜かれずに1つ目のターンマークをまわることを「逃げ」といいます。競艇では頻繁にみられる決まり手です。

競艇は1枠1番の選手が有利になるので、好スタートを決めればそのままというケースも少なくありません。

差し

2コース~6コースの選手が、自身よりも内側にいる選手を先にターンをまわらせた後に内側から抜き去る戦法のことを「差し」といいます。

内側の選手が、インから入りアウトにふくらんでいきます。外側の選手はアウトから進入してインをおさえるスタイルになります。

捲り(マクリ)

2コース~6コースの選手が、内側にいる選手を外側から抜き去る戦法を捲り(マクリ)といいます。

決まり手の中で最も人気のあるのが「マクリ」です。マクリは外側を通るので距離的なロスはありますが、波をおこして内側の選手をおさえるという競艇らしい戦法になります。

捲り差し

3コース~6コースの選手が、1周目の最初のターンで数台の選手に対して「マクリ」を決めます。更に先行している選手を差すという戦法です。

簡単に言えば、マクリと差しをひとつのコーナーとその直後に決めている戦術です。判断力と技術力の双方を備えた選手のみが可能な高度な戦法になります。

抜き

競艇は最初のターンをトップで通過した選手の勝率が高いことで知られています。3周の周回のどこかで先頭の選手を抜き去る戦法を「抜き」といいます。

あまり頻繁に見られる決まり手ではありませんが、「抜き」が稀にあるからこそ競艇の面白さがあると思われます。

恵まれ

先行をしていた選手が「フライング」や「事故」などにより失格や除外となったときに2番手だった選手が勝つときの決まり手です。

自身の戦法というよりも結果的に訪れるまさに「恵まれ」という名称がふさわしい決まり手だと思います。



決まり手と選手の関係性!

競艇は選手によって得意な決まり手がありますが、その多くはターンの仕方なども影響しています。

競艇の一般的なターンは、ターンマークの手前で原則をしてコーナーを抜けた後に加速をする方法を育成所で習います。

その他に殆ど減速せずにターンを行なう技術や「モンキーターン」と呼ばれる小回りに旋回するターンの方法があります。

以前は特殊なターンを使いこなせる選手が強い傾向がありましたが、現在は多くの選手が高度な技術を身に付けているので常に混戦になることが予想されます。

スタートと枠順が決まり手を決定する!

競艇のレースでは、スタートと枠順によって決まり手の殆どが決定されます。競艇のスタートは、競馬や競輪のようなスタート方式とは異なります。

スタートの詳しいことはいずれ紹介しますが、競艇は何度も説明している通り1枠が最もお有利になります。

理由は最初のターンマークを先頭で通過した選手がおこす「引き波」を後方選手の速度を落とす結果になります。

自動車レースなどの場合は、後方につくことで空気抵抗をなくして、直線で一気に抜き去る方法が主流ですが、競艇で直線の後方から抜き去るのはとても難しいことになります。

つまりスタートから最初のターンでレースの60%以上は決定すると言われていることから当然「決まり手」にもスタートや枠順が大きく影響してくることになります。

まとめ

今回は競艇の「決まり手」について説明をしました。確かに決まり手を知らなくても競艇を楽しむことは充分に可能だと思います。

レースの実況や解説などを聞いていると頻繁に「決まり手」や専門用語が登場します。中でも決まり手はレースの結果に直結しているので、知っていて損はありません。

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