12月28日(金)にホープフルSが中山競馬場で開催されます。2018年度最後の中央競馬開催日になります。
ホープフルSは、2017年からGIになりましたが、それまでは同条件のGII戦となっていました。歴史は浅いレースですが、2014年からは重賞になっているので参考になります。
2018年ホープフルS GI 中山競馬場 芝2000m 馬齢 牡牝2歳 OP
ホープフルSは中山競馬場の芝・2000mで行なわれる2歳馬の頂点を決めるレースのひとつになります。
特に中山競馬場の芝・2000mは、翌年の弥生賞・皐月賞と同じ距離になるので、将来を占う意味でも注目のレースです。
現実的に見ると、ホープフルSで1着になった馬は過去5年間、1頭も皐月賞では勝てていません。レイデオロがダービーを制していますが、残りは良いとは言えない状況です。
競馬場とコースの特徴
ホープフルSの行なわれる中山競馬場芝・2000mは、上記でも説明しているように弥生賞や皐月賞といった3歳馬にとって重要なレースが多くなっています。
スタートから最初のコーナーまでの距離があるので、さほどスタートの位置取りが難しいコースではありません。
ホープフルSの過去の結果
ホープフルSの過去5年間の結果を掲載しておきます。
2013年 | 1枠2番 エアアンセム C.ルメール騎手 8番人気 |
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2014年 | 5枠10番 シャイニングレイ 川田騎手 2番人気 |
2015年 | 5枠6番 ハートレー H.ボウマン 3番人気 |
2016年 | 2枠2番 レイデオロ C.ルメール 1番人気 |
2017年 | 4枠7番 タイムフライヤー C.デムーロ 1番人気 |
※2013年はオープンで2014年~2016年はGIIです。
重賞となった2014年以降の1着馬は、1番人気~3番人気と落ち着いた印象ですが、とにかく外国人騎手が強い印象です。
特に過去3年は武豊騎手が2着になりましたが、残りは全て外国人騎手が1着・2着を独占しています。
ホープフルSの枠順と脚質の有利不利
中山芝・2000mは最初のコーナーまでの距離があるので、スタートにこだわる程ではありませんが、データ的には内枠が有利になっているようです。
但しホープフルSだけに絞って考えると、内枠は決して有利にはなっていません。馬群で混戦に慣れていない馬が多いことも原因の一つだと考えられます。
脚質的には、同じ中山競馬場の芝・1600mや芝・1800mと比較をすると差し・追込タイプの馬にも充分チャンスがあります。
どちらにしても中山の坂が最大のポイントになるので、末脚が信頼できるタイプの馬が有利になると思います。
ホープフルSまでのローテーション
レース条件に関わらず過去5年の1着馬は全て前走が、1着か2着になっています。ホープフルSまでのレース経験はどの馬も決してあるとは言えません。
この時点では、翌年の3歳戦で有力馬となる馬が出走をしてくるレースなので、新馬戦を勝ち抜けや他のレースでも好走をしていることが勝利の条件となりそうです。
ホープフルS予想の傾向と対策
出走頭数にもよるので一概にこのデータを使えるかはわかりませんが、2014年からの複勝圏内の馬番は、6番~11番が良い結果になっているようです。
但し、この数字は一概に信頼できるデータではありません。むしろ、これまでの出走レースの上がり3ハロンのタイムを確認すると良いと思います。
末脚勝負になることが予想されるレースなので、上がり3ハロンのタイムで大方の予想はなりたつのではないかと考えています。
経験の浅い馬同士の対戦だけに簡単に予想ができるレベルではありません。従って展開を予想するのも難しいので、それまでの成績を基準に考えるのが妥当です。
馬を中心に考えるのであれば、これまでに大敗している馬はこのレースでの好走は難しいと考えられます。やはり安定感と勝負強さは経験がとても重要になります。
後は本文中にも触れていますが、外国人騎手の活躍が目立つレースです。人気馬に外国人騎手が鞍上しているようであれば、積極的に馬券対象にしても良いと思います。