12月23日(日)に中山競馬場で有馬記念が開催されます。2017年からホープフルSがGIに格上げになったので、オオトリという印象はなくなりました。
レースとしての格は、やはり中央競馬を代表するレースなので注目度は最も高いと思います。普段競馬をやらない人も馬券を買うので、競馬ファンも予想に力が入ります。
今回は有馬記念の傾向と対策ということで、予想をしていきます。この記事の内容を参考にして今年の有馬記念は的中させましょう!
2018年有馬記念 中山競馬場 芝2500m 馬齢 3歳以上OP
有馬記念は競馬ファンの人気投票によって出走する権利が得られるレースです。プロ野球のオールスター戦に似たようなスタイルになります。
もちろん、競走馬には適正距離がありますからさすがに短距離馬が有馬記念に出走をすることは少ないと思います。また、ローテーション的に疲れがある馬も回避します。
仮に2018年のスプリンターズSで1着馬のファインニードルが人気投票で1位になったとしても距離適正が難しいので、普通に考えれば回避をすることになります。
競馬場とコースの特徴
有馬記念が行なわれる中山競馬場芝・2500mは、クラスにもよりますが、基本的にスローペースになることが予想されます。
通常は、内枠が有利なレースになりますが有馬記念に関しては、最後の直線勝負という印象が強くなります。
有馬記念の過去の結果
有馬記念の過去5年の成績を以下に掲載しておきます。
2013年 | 3枠6番 オルフェーヴル 池添騎手 1番人気 |
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2014年 | 2枠4番 ジェンティルドンナ 戸崎騎手 4番人気 |
2015年 | 4枠7番 ゴールドアクター 吉田騎手 8番人気 |
2016年 | 6枠11番 サトノダイヤモンド C.ルメール騎手 1番人気 |
2017年 | 1枠2番 キタサンブラック 武騎手 1番人気 |
過去10年の1着馬の人気を見ると1番人気が6勝で2番人気が2勝となっています。
残りは4番人気と8番人気が1勝ずつとなっています。
但し、2番人気が勝利した2戦は1番人気馬が2着になっているので連対率が80%となっている点は無視できません。
4番人気と8番人気が勝った年の1番人気馬は共にゴールドシップです。ゴールドシップの敗因は、ひどい気性難と脚質が追込ということが原因だと考えられます。
有馬記念の枠順と脚質の有利不利
有馬記念の行なわれる芝2500mは基本的にスローペースになります。スローペースにはなりますが、前に行く馬が有利という訳ではありません。
スタートからゆるゆると自分の位置取りに各馬が落ち着くという感じの流れになります。
各世代の実力馬同士のレースなので、どの騎手も無理に仕掛けずに様子をみます。
結果的に最終コーナーへの入り方と仕掛けどころが勝負となります。従って脚質の極端な有利不利はありません。
枠順は、できれば内枠で偶数馬番が良いと言われています。偶数馬番は、馬を後からゲートに入れるので精神的に有利になります。
有馬記念までのローテーション
有馬記念までのローテーションは大抵の馬はそれぞれの年齢に応じた流れがあります。過去最も近いGIIで3着以内になった馬は、高い確率で連対を果たしています。
勝ち馬の多くは2400m以上のレースで好走経験がある馬で、出走したレースでも1番人気~5番人気に支持されている馬が有馬記念でも好走をしています。
有馬記念予想の傾向と対策
有馬記念の予想は、通常の競馬予想はもちろんですが、メディアの情報によるオッズや人気の変動に注意をしなくてはなりません。
特に普段競馬をやらない人もお祭り気分で馬券を購入するケースもあります。実力以上の人気になるケースも考えられるので注意が必要です。
有馬記念は競馬ファンの中にも勝負というよりもお祭りという気持ちでレースを楽しむ人も少なくありません。自分の好きな馬を純粋に応援するのも競馬の楽しみ方のひとつです。
大切なことは、勝負に徹するのか楽しむのかを、事前にはっきりとさせる必要があります。応援馬券なら100円で充分ですし、勝負に徹するのであれば収支を意識しましょう。
有馬記念は通常のGIレース以上に予想が困難になります。過剰な人気馬や注目されていない実力馬の見落としには充分注意をする必要があります。